安物イヤフォンといえばPhilips SBC-HE580なんかが有名です。実際私もかなり気に入って長い間使っていました。低音が出るわりにドンシャリじゃないというか、音楽を聴くには非常によいイヤフォンだと思います。最大の欠点はイヤーチップが取れやすいこと。とれちゃってもあっさり本体を買いなおせるのがいいところですが、買いなおしたものもまたイヤーチップが取れてなくなってしまいました。
あと、電車で動画を見ることが多くなってきたのですが、どうも映画の音声みたいにダイナミックレンジの大きいものは向いてない。もうちょい遮音性の高いものがないかなあ。ノイズキャンセリングは電池が要るのがどうもなあ。カナル型かあ...。
ということで、安いわりに評判の(改造すると)良いKOSS The Plugにしました。デフォルトだと気持ち悪い感触のスポンジ(通称ネチョスポ)を耳の中にねじ込むのですが、早速うわさの異常な低音が聞こえてきました。皆が口をそろえて異常というのが良く分かります。これは異常。低音を大音量でガンガン聞かせて走る頭悪そうな車が通り過ぎたときのような音。EQを激しく低音カットにして数日使ってみましたがやっぱ無理っす勘弁してください。なんか外した後も耳鳴りがします。
ってことで通称ギボシ改造を施します。最初から改造はするつもりだったのでEP-EX1はヨドバシでThe Plugと同時購入。店員に「このイヤーパッド合いませんよ?」とか指摘されましたが、この組み合わせをみてピンとこないのは勉強不足だなあ。Amazonはちゃあんと「あわせて買いたい」と言ってきましたよ。
ギボシ端子はハンズの電子部品コーナーで見つけました。100円なり。
改造は改造とはいえないほど簡単で、写真とかで見てると接着剤とかを使わないとポロっととれるんじゃないの、と思ってましたが差し込んだだけで予想以上の安定感。このためにある端子だったんじゃないのって思うぐらい。ものすごく装着感がよくなりました。
音質はというと、異常だった低音が物足りないぐらいに。あ、ちがう、EQをもどさなきゃ。あ、いい感じかも。高音は良く出るなあ、シンバルの音量でかいと耳障りなぐらいだし、無音部のノイズが良く聞こえる(^^;; 解像度が増した感じってのはこういうのをいうのかな。しばらく使わないと気に入ったかどうかはわかりませんが、いまのところいい感じです。
でも映画はやっぱ無理かも。遮音性はネチョスポのほうがぜんぜんよさそう。当たり前ですが。