ということで、rubyインタプリタを組み込んだVSTを試作してみた。
とりあえずMIDIイベントだけに対応した。以下のようなスクリプトを書いたファイルを用意しておくと、ノートに応じてオクターブとチャネルを変更するフィルタになる。後ろにマルチティンバーなシンセを置けばスプリット自由自在なソフトシンセの出来上がりというわけ。いいねえ。
case $mididatas[1]
when note("C0")..note("C4")
set_channel(1)
transpose(24)
when note("C6")..note("C8")
set_channel(3)
transpose(-24)
else
set_channel(2)
end
MIDIイベントごとにrubyインタプリタを起動(!)して、毎回スクリプトを読み込んでMIDIイベントに改変を加えて再送信、というあまりにも富豪な方式なおかげで、スクリプトを編集して保存したらすぐ反映されるのがすばらしすぎる。もちろん負荷は大きいが、手元の環境では破綻するほどではない。さすがはCore2Duo、なんともないぜ。
ある程度まとまったら公開しよう。しかしrubyのdllもつけて配布ってのはちょっとアレだなあ。
(追記)あまりに統一感がないので、以下のように変更。
m=MidiEvent.new
case m.note
when note("C0")..note("C4")
m.channel=3
m.note+=24
when note("C6")..note("C8")
m.channel=1
m.note-=24
else
m.channel=2
end
Donald Fagen の新譜。いよいよCDを買うことがなくなってきたのだけれども、まあ、この人のは板で持っておきたい。あれ、しかし前作最近だしなあ、と思ってたら6年半も経ってるのか!恐ろしい。
内容はまだざっと聴いただけだけれども、やはり "I'm Not The Same Without You"がキャッチーか。The Lost Gauchoに入ってた"Kulee Baba"みたいな疾走感がすばらしい。しかしこの女々しいというかなんというかな歌詞はどうしたことだ。フェイゲンも歳とったということか。
"The New Breed"は生演奏カマキリアドみたい、イントロが最高な"Miss Marlene"も "Babylon Sisters" と"I.G.Y"のまじったようないかにも感で安定のクオリティ。全般に初期Steely Danっぽい曲からソロ三部作までひととおりキャリアをたどり直したような作りか。もちろんAjaはあのメンツでないと無理だからしょうがない。しょうがない。
前作の"The Night Belongs to Mona"みたいな(私にとって)一生もの曲は正直見当たらないけれども、全般に安心して聴ける。アマゾンにはドラムの音がしょぼいって感想があったけども、いやいや、このポスポスいうのがいいんですよ。いまの機材で敢えてこういう音出すの大変じゃないかねえ。私はむしろSteely Dan再結成直後ぐらいのハイファイすぎるスネアの音が嫌い。
しかしこのコプロデューサのマイケルレオンハートという人はすごいなあ。鍵盤と管楽器とパーカッションにバックグラウンドボーカルまでこなしてるよ。Wikipediaにはこの人のスーパー父さんの記述が。音楽一家もここまでくるとすごいを通り越してなんのことやら。。。