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2005-06-23 [長年日記]

「空港にて」村上龍


えらくひさしぶりに村上龍を読んだ。「コインロッカーベイビーズ」「愛と幻想のファシズム」あたりは愛読書と言ってもいいのだが、それ以外はどうもエログロナンセンスに偏っていてピンとこないものが多い。
まあもともと明るい話を書く人ではないんだけども、この小説集は、「いろいろな閉塞感を感じながらそれを受け入れる、あるいは逃げ出す」人々に焦点を置いたもの。暗い話ばかりだが、不思議と悲壮感は少なく、「人生いろいろやねえ」と言った感じで淡々と描写している様は悪くないと思った。あいかわらず金持ちの描写が特徴的なのと、すぐ最高傑作と言ってしまうのが村上龍的であるが。「半島を出よ」も読むかなあ。最高傑作と評判の高かった「5分後の世界」が、どうもピンとこなかったので、それ以降どうも手が伸びないんだよなあ。

病気その後

息苦しさにずっと悩まされているのだが、たった今大変なことに気がついた。
'''ビール飲んだら息苦しさ減ったよ!'''

...やっぱストレスかなあ。時事ネタで'''「ビオフェルミン飲むよりビールだよ!」'''とか言ってみるが、そういうもんでもないだろう。

でもなあ、ストレスならデスマーチ気味だった去年の年末あたりが最悪で、最近はストレス少ない方なんだけどなあ。わからん。

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すまいり (2005-07-07 12:01)

村上龍は僕も以前よく読んでたよ。読まなくなった理由もおんなじだぁ。エログロいよね、やっぱり。<br>といいつつ実はちょっと前に古本屋で「ライン」を買ったのでした。これもSM系みたいだけどね。