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2010-02-07 [長年日記]

文化庁メディア芸術祭

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今年こそは長男を連れていこうと思っていた。引越しで遠くなってしまったがなんとか行ってこれた。うん、子連れでも行けるじゃん。子供都合で朝一にしたが、誘っておいた夜型の某夫妻は寝過ごしたようで、かえって悪いことをした。ごめんなさい、子守りは朝から行動が基本なのですよ。。つきあいいただいたS氏(長男と30歳違い)も子守りモードでドタバタしてもうしわけないが、手をつないでまんざらでもなさそうな姿はなかなかラブリーでしたよ。

さて、入り口すぐの"Fake it! "でつかみはオッケー。長男の感想は「なんじゃこりゃー!」。

その後、話題のNemo Observatorium。吹雪の中にいる体験、ということだけど、長男は遠目にずっと見て中に入るのは怖いと拒否。そのわりには見続けていた。サインポール好きの彼にはたまらないものがあるのか。

S氏の発見したベアリンググロッケンIIが彼にとってのベストヒットだったようだ。結局会場には2時間も居なかったが、うち30分以上はここから動かなかった。ベアリングの玉が鉄琴をミニマルに奏でるだけといえばそれまでなのだが、NSK製作というあたりが本気度満載。玉は十分バッファされてるので待ち時間なくできるはずなのだけどあえて待ち時間を作ったという心意気もよし。時々失敗するのが最高によい。

私が気にいったのは「日々の音色」かな。ウェブカメラ画像を組み合わせて作った映像。手間かかってる。そしてラブい。

いまどきはYoutubeのおかげで何でも自宅でリプレイできるのだけど、やっぱデバイス重視な類のものはライブ感が重要で、また、一定の視点で選ばれたものが一箇所に集まっている手っ取り早さは素敵と思う。全般にキャッチーさをけっして忘れない選定基準には好感がもてる。今後も通うことになるだろう。テクノロジーは無駄に使ってなんぼだと思う。

けっきょく長男とだと数点しかゆっくり見れなかったが、主賓である彼が楽しんでくれたようなのでなにより。また行こうな!