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2004-11-25

オヤジギャグ

歳をとるとオヤジギャグを言いがちだということについての研究なんてのはあるのだろうか。別に言いたい衝動を押さえきれないわけではないが、何回かに一回は「コレダ!」とか思うのはもう遺伝子レベルの何かがあるに違いない。

人生を効率よく生きるためにはいろいろなパターンを見抜くことが重要なわけで、歳を取るにつれパターンを当てはめていく行為そのものを良い行為と解釈するように、と、なんだか生物学上の性質があるのではないか。若いウチは順応性があるのでパターンに頼らず直感で生きることができるのだが、オヤジはパターンの蓄積に頼るしかない、みたいな。

そう思ってパターンマッチングが...と言おうとしたが「難しい言葉で煙に巻こうとしてもオヤジギャグはオヤジギャグだ」というようなことを言われた。まあそうなんです。はい。

で、思うんだけど、ときどきオヤジギャグを挟む人工無能はちょっとだけ人間らしくなるかもしれない。

人間:寒いと布団が恋しくなるよな。
無能:布団がふっとんだ。なんちて。

とかって文脈は考えなくていいわりに会話気分が増すのでは。頻度が高いとウザイだろうが。

と、客観視すると本質が見えてしまったり。


2005-11-25

コミック3冊

アフタヌーンは絶頂期だなあ。一気に3冊も買ってしまった。

「ヒストリエ」最高。「寄生獣」はもちろんすばらしかったが、あれを越えて岩明均の最高傑作となるはず。2つの時間軸がどうつながるが楽しみだ。

「おおきく振りかぶって」も安定したクオリティ。配球のかけひきとか、この作者らしい癖のある登場人物たちの人間ドラマがいいかんじだ。野球あんまり興味ないんだけど、これ読むと野球もいいなと思う。

「アンダーカレント」もなかなかの後読感。ちょっと山田太一作品のようだが、あとからじわじわくる感じだ。「人を理解する」とはどういうことなのか。

ヒストリエ(3) (アフタヌーンKC)(岩明 均)
おおきく振りかぶって(5) (アフタヌーンKC (393))(ひぐち アサ)
アンダーカレント アフタヌーンKCDX(豊田 徹也)


2006-11-25

D言語をかじる

前から興味があったD言語を少しかじってみることにした。Cの次なのでD。一文字ネーミングは検索が大変だからやめてほしい。

たいていの仕事はRubyで間に合っているので、
どうしてもWindowsのネイティブコードが欲しいってときにしょうがないからVisualStudioを立ち上げたりするのだけども、ヘタレなので正規表現や連想配列ぐらいないともう何も書けない。とほほ。

第一候補のC#はコンパイラが無償配布されているのを最近まで知らなかった。入門サイトをさっとみた感じ、思ったより悪くない。ただ、使ってもらう人に.NET Frameworkをインストールしてもらわないといけない点がなあ。

というわけでお次はD。Linux版のコンパイラもあるのね。これはいい。例をさらってみたけど十分ベターC/C++として使える。文字列は普通に文字列(?)だったり、配列は自分の長さを知ってたり、foreachとか、文字列switchとか、いいねえ。あと言語仕様というよりコンパイラ仕様だけど、バグの温床になりそうなものは警告じゃなくてエラーってのもすてき。ローカル変数の宣言ものとか、ハマったことあるし。

ということでもう少し遊んでみようかな。

(追記)とりあえずSDLで画像ファイルを表示するところまでできた(メモはWikiのD。SDL自体初めてだけどいい感じかも。


2007-11-25

よしながふみ

うおー余裕ない。そんな中、よしながふみにハマってしまった。

少女漫画はわりと耐性ないし、BLなんてもってのほか。
それでも「愛がなくても喰ってゆけます。」はだいぶ前に読んでいた。「自分のうまいと思う店に人を連れて行ったときに反応が薄かったときの悔しさ」を共感できるとは、とちょっと驚いたが、取っておくほどではないかと思い手放してずいぶんになる。

よしながふみはそうやって一度スルーした存在であったのだが、kaeさんから「大奥」「愛すべき娘たち」「フラワー・オブ・ライフ」の3つを連続で借りたらそのキャラ書き分けと心理描写、ネームの細かさ(「いってき/ます!」など、改行の仕方に芸が細かかったりとか)に感動してもう止まらなくなってしまい、「西洋骨董洋菓子店」「彼は花園で夢を見る」「こどもの体温」
「きのう何食べた?」と一気に読了。やっぱ私はストーリー漫画のほうがいいな。「フラワー・オブ・ライフ」もすばらしいが、「彼は花園で夢を見る」が一番好きかな。なんつーかバランス的にこぎれいで、伏線をどかっと拾う話が好きなので。

で、これ以外の作品もあるのだけれども、どうもBL度がキツそうなので控えている。つーかやっぱそちら方面の描写は上にあげたものにも混じっていてすでにきつい。西洋骨董〜は途中で読むのやめそうになった(が、やめなくてよかった)。

「きのう何食べた?」が3巻目ぐらいで急に、過去にちりばめておいた伏線を一気に拾った怒涛のストーリー漫画に変化して、ドタバタしたわりには結局根本的な問題はたいして解決せず、まあそれでも日々を生きていくのだよ、さて、なに食べようか、という結末になるのを期待。それじゃ西洋〜といっしょか。

なにぶんこちら方面疎いので、詳しい方はほかのお勧めなどあったら教えてください。あ、いや、こちら方面といってもBL方面じゃなくて。