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2007-11-25 [長年日記]

よしながふみ

うおー余裕ない。そんな中、よしながふみにハマってしまった。

少女漫画はわりと耐性ないし、BLなんてもってのほか。
それでも「愛がなくても喰ってゆけます。」はだいぶ前に読んでいた。「自分のうまいと思う店に人を連れて行ったときに反応が薄かったときの悔しさ」を共感できるとは、とちょっと驚いたが、取っておくほどではないかと思い手放してずいぶんになる。

よしながふみはそうやって一度スルーした存在であったのだが、kaeさんから「大奥」「愛すべき娘たち」「フラワー・オブ・ライフ」の3つを連続で借りたらそのキャラ書き分けと心理描写、ネームの細かさ(「いってき/ます!」など、改行の仕方に芸が細かかったりとか)に感動してもう止まらなくなってしまい、「西洋骨董洋菓子店」「彼は花園で夢を見る」「こどもの体温」
「きのう何食べた?」と一気に読了。やっぱ私はストーリー漫画のほうがいいな。「フラワー・オブ・ライフ」もすばらしいが、「彼は花園で夢を見る」が一番好きかな。なんつーかバランス的にこぎれいで、伏線をどかっと拾う話が好きなので。

で、これ以外の作品もあるのだけれども、どうもBL度がキツそうなので控えている。つーかやっぱそちら方面の描写は上にあげたものにも混じっていてすでにきつい。西洋骨董〜は途中で読むのやめそうになった(が、やめなくてよかった)。

「きのう何食べた?」が3巻目ぐらいで急に、過去にちりばめておいた伏線を一気に拾った怒涛のストーリー漫画に変化して、ドタバタしたわりには結局根本的な問題はたいして解決せず、まあそれでも日々を生きていくのだよ、さて、なに食べようか、という結末になるのを期待。それじゃ西洋〜といっしょか。

なにぶんこちら方面疎いので、詳しい方はほかのお勧めなどあったら教えてください。あ、いや、こちら方面といってもBL方面じゃなくて。