たまには珍しいもの読もうと思ったらベストセラーだったのか。知らなかった。哲学史や理論どころか哲人の名前もろくに出てこない。14歳と銘打つだけあって難しい言葉も出てこず、ひたすらに問いかけに徹し、疑問を持たせることに注力している。
教科書にありがちな、答えさせたい内容が見え見えの質問ではない。こういう教科書はあってもいいかもしれないな。「君は〜なんだろ」みたいな口調がちょっと何だが。
断言しているのは、無はない、宇宙と夢は等価だ、ということぐらいか。