うちの子は散歩の途中、いくつかのものを見つけると、指差したままその場を離れなくなります。どれも普段は名前で呼ばない類のものなので人に説明するのに困ってしまいます。絵心がないのでアレですが、下の絵がその3つです。
サインポールは床屋の前にある、ぐるぐる回っているあれです。Wikipediaのサインポールの項はGIFアニメまで搭載していてサインポールへの愛を感じます。サインポール好きな男について歌った、クルクルフェチという曲があるそうですが未聴。
スカシブロック。これは今日名前を知りました。塀に使われているコンクリートブロックに、通気や装飾のためにこういう形の穴の開いたブロックが混じってるかと思いますが、これをスカシというそうです。こういったものにも、やはり愛を抱いてしまう方はいるようで、大学の社会文化調査実習でとりあげられたりしています。このページを子供に見せたら大興奮でした。けっこういろんなタイプがありますし地域性もあって面白いようですが、なにせ人ん家の壁なので取り扱い注意です。うちの子も人ん家の壁を強力に指差して家主にいやな顔をされたりしています。
トラテープはわかりますよね...案外通じないのですが、立ち入り禁止領域などを示すのに使われる黄色と黒の縞々模様を作るためのテープです。こないだホームセンターでトラテープを買って、サランラップの芯に貼り付けてあげたら大好評でした。1歳児のおもちゃのためにトラテープを買った人間はそうそういないだろうな...。トラテープにはいろんな種類があって、もともと斜めになっているタイプと、棒状のものに巻きつける前提で平行になっているだけのタイプがあります。それぞれ何型とかいって分類されているようです。世界にはわれわれの知らない分類がまだまだあるのだなと思いました。
ところでこの模様自体はやはり「トラ模様」と呼ぶのでしょうか。ペンキで塗られているタイプをどう呼べばいいかわからずやむを得ずひっくるめて「トラテープ」と呼んでます。
どれも「パターン」に関係するアイテムなので、パターンマッチに関する能力が成長する時期なのかなあなんてことも思います。そんな深読みをしなくてもサインポールとトラテープはもともと人の注意を引くために作られたものだから気になって当然なのですが、スカシブロックが謎だ...。まあなんにせよ、物事への興味はこれからも持続してほしいと思いますが、考現学者で飯を食うのは大変だと思うので、進路を決める際には慎重にお願いしたいところ。